■蒸気機関車 C62

蒸気機関車C62形。日本最大最強の蒸気機関車として君臨し、電気機関車EF58形と双璧の、特急牽引機
として戦後の混乱期から鉄道の高度成長期を支えた。

 戦後の輸送需要は旅客中心にひっ迫しておりしており、財政事情が悪い中で新造は思うにまかせず、苦肉
の策として考え出されたが休車で放置されていた貨物用D形機のC形改造である。
 大型貨物機D52のボイラーを転用、足回りを新作して誕生したのがC62である。ちなみにD51のボイラーを
転用したのがC61である。
 当時の主力旅客用蒸気機関車は、C57、C59形で、それぞれの性能以上を目指し、大型化された。当然機
関車重量が増加、従来の軸配置(2C1)では動輪荷重が超過するため、この軸重を軽減させる必要から2軸
従台車の採用が考え出され、日本最初の(注)ハドソン形蒸気機関車の誕生となった。
 
(注)ハドソン形蒸気機関車
 アメリカンロコモーティブ社がニューヨーク.セントラル鉄道に納入した(4−6−4 日本式呼称2C2形)2軸従
台車客車用蒸気機関車。
その本線に沿って流れるハドソン川にちなんで、その軸配置をハドソンと呼んだ。

(鉄道ファン 1994.8月号より)

 日本の大動脈、東海道本線、山陽本線で華々しくデビューした特急つばめ、はとの先頭に立つ姿は多くの鉄
道ファンを魅了し、大型ボイラーと膨張室から奏でるドラフト音と、ものすごい煙は永遠に忘れ得ない。


C62諸元表

項目
諸元
車軸配置
2C2
軌間 
1067mm
連結面距離
21,457mm
高さ
3,980mm
2,936mm
シリンダー径×行程
520/660
使用圧力
16.0kg
火格子面積
3.85m
全伝熱面積
244.5m
機関車重量
88.83t
動輪上重量
16.08t
炭水車重量
56.34t
燃料積載量
10.0t
水タンク容量
22.0t
シリンダー引張力
13,870kg
粘着引張力
12,058kg
最高速度
110km/h
製作台数
49両
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